元公務員のサラリーマン猟師の徒然なるままに

某SIer企業で働くサラリーマンです。 公務員からの転職ノウハウや公務員試験の実情や、 趣味の狩猟の話を中心につぶやいていきます。

【シカ・イノシシ猟編】狩猟初心者のための罠猟のための猟場探し 5つの条件~前編~

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サラリーマンときどき猟師の隙間さん(@inagawa_hunter)です。
私自身、新人猟師のときには、ツテもアテもなく、ただひたすらにネットの情報を調べ、猟場を探していました。

そんな私のような若手猟師さんのために、ここに猟場探しのノウハウを公開します。

・ 罠猟免許を取得し、許可証も交付されたけど、どこで罠をかけたらいいのかわからない。
・ どういう場所にシカ・イノシシがいるかわからない。
・ よく取れる場所を知りたい。
そんな、初心者猟師さん必見のノウハウとなります。今回は前編ということで、5つのうちの3つについて紹介したいと思います。

こんな人におすすめの記事です。
・ 猟場の探し方が分からない人
・ 猟友会に入ったものの情報をもらえない人
・ 狩猟経験者が身近にいない人
・ 猟友会に入らずひとりで罠猟を始める人

 

1.車で行ける場所を狙え!

【ポイント】
①車で乗入が可能(駐車スペース有)
②家から30分以内の場所
③地図に載っていないけれど車が通れる場所

罠の架設、見回りはバイクで行くこともありますが、実際にシカ・イノシシが罠に掛かったときは、車で猟場まで向かいます。
山奥に罠を仕掛けるため、悪路を走行することが多いです。そのため、車の乗入れが可能で、かつ車を駐車できるスペースがある場所に罠を設置するように心がけています。車から離れた場所に罠を設置することもありましたが、シカ・イノシシの搬出がかなり大変です。冬場なのに汗だくになります。
私は住宅地に住んでいるため、家のそばに猟場があるわけではありません。
そのため、猟場の山まで30分くらい時間がかかります。見回りは2回/週の頻度です。往復1時間かかるため、見回りが結構しんどいです。そのため、なるべく自宅から近い場所を猟場にすることをおススメします。
あと、猟場探しでグーグルマップ、ハンターマップ等で猟場を探す方も多くいるでしょう。しかし、私は以下のツールを使って猟場を探します。
 地理院地図 / GSI Maps
 近年のグーグルマップの劣化により山の地形が分かりにくくなってしまいました。そのため、私は、地理院地図を用いて猟場を探しています。
ちなみに猟場での激アツポイントは尾根と山の谷合にある裾野部分です。
それについてはまた別の機会に解説しますので、お楽しみに!

2.狩猟可能な区域を探せ!

【ポイント】
①ハンターマップの活用
②ほかの猟師がくくり罠を仕掛けている近くがベスト!

ハンターマップや鳥獣の出没マップ等を参考にあたりをつけて探します。
よく別の猟師と猟場がバッティングするときもありますが、お構いなしにくくり罠を設置しましょう。それだけイノシシやシカが多くいるってことですもんね。もし、トラブルになりそうな場合は、弁護士に相談ですかね。
ちなみに、所有者のいる山林については、柵や立ち入り禁止の表示がない限り立ち入るのに法的には問題ありません。
ただ、所有者から注意されたりした場合は場所を変えましょう。私の場合は、ご縁があって、山林所有者から紹介を受けて、地元で有名な“シカ山“に罠を仕掛けることができています。運が良かったです。そのほか、イノシシの住処も見つけ順風満帆に狩猟ができています。

3.田畑・民家の近くの山場が穴場

【ポイント】
①シカ・イノシシはグルメ
②隠れ家がいっぱい

冬場の山は食料が不足しがちです。そのため、食料を求めて、シカ・イノシシたちは、山を下りてきます。特に畑でお食事をよくしているのを見ます。そんな彼らは、どこに隠れているのかというと、民家の近くの茂みであったり、田畑の近くの茂みに寝床を作っていることが多いです。そのため、山奥に罠を仕掛けるのもいいですが、民家の近くや田畑の近くで罠を仕掛けるのもいいかもしれません。ちなみに、恥ずかしながら、私は田畑・民家の近くでしかシカ・イノシシをとったことがありません。

4.まとめ

いかがでしょうか。当たり前のことかもしれませんが、自分なりのノウハウを書きました。次回も皆さんのためになるようなノウハウを提供できたらいいなとおもってます。それではまた。

 

後編に続く。